見抜く 03

片脚に乗って見える。荷重差と体幹の回旋を、同じものにしない。

写真が記録できるのは形です。床をどれだけ押しているかという力は写りません。骨盤の横移動、胸郭の向き、両足の位置を分けて観察します。

全身写真と観察マーカー

静かな歩道で片脚側へ重心を寄せたように立つ架空の成人。肩から両足まで全身が写っている
左右差が見える架空人物の立位例。写真から床反力や左右の荷重量は測定できません。

写真は生成AIで作成した架空人物です。実在人物の写真を加工・再現したものではありません。

この一枚で、まず見ること

  1. 01

    肩の高さより、胸郭の向き

    肩の前後位置と胸郭がどちらを向いて見えるかを確認します。首だけの回旋と、胸郭を含む方向差は分けて見ます。

  2. 02

    骨盤の移動と回旋を分ける

    骨盤全体が横へ移動して見えることと、左右が前後へ回って見えることは別です。斜め写真でも奥行きは測定できません。

  3. 03

    荷重を示しそうな形を見る

    片側の膝が緩む、腰が一方へ寄るといった形は手掛かりですが、荷重量そのものではありません。測定には床反力計などが必要です。

  4. 04

    両足とのつながりを確認

    足の前後位置、つま先の向き、路面の傾きまで含めます。左右差は一か所のずれではなく、全身へ分配された関係として見ます。

写真だけでは分からないこと

見えた形と、理由を分ける。

  • 左右の足にかかる荷重率
  • 脚長差、筋力差、脊柱の角度
  • 左右差と痛みとの因果関係
  • 側弯症などの医学的診断

撮影角度、レンズ、衣服、呼吸、その瞬間の動きでも輪郭は変わります。これらは未確認のまま、原因として割り当てません。

60秒セルフ観察

一枚で決めず、時間で見る。

  1. 1正面または背面から自然立位を20秒ほど撮る
  2. 2足幅や手の位置を無理に左右対称へそろえない
  3. 3骨盤・胸郭・頭部が左右どちらへ移動して見えるか観察する
  4. 4時間の途中で支持側が入れ替わるかを見る

姿勢を採点するチェックではありません。固定して見える関係と、自然に変化する関係を分けるための観察です。

参照元 · 2026年7月20日確認

この記事の参照元

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