見抜く 01

骨盤が後ろへ傾いて見える。その一枚を、全身の関係として読む。

写真に写るのは骨盤そのものではなく、衣服の輪郭と、その上下にある身体の配置です。腰だけで終わらせず、頭部から足元までを一つの画面として観察します。

全身写真と観察マーカー

静かな街路で側面を向いて立つ架空の成人。頭部、胸郭、骨盤、膝、足元まで全身が写っている
側面から見た架空人物の立位例。骨盤角度や正常・異常を判定する写真ではありません。

写真は生成AIで作成した架空人物です。実在人物の写真を加工・再現したものではありません。

この一枚で、まず見ること

  1. 01

    頭部と胸郭の前後関係

    耳や肩が、骨盤らしき領域に対して前方へ位置して見えるかを確認します。頭だけ、肩だけに名前を付けず、上下の相対位置を見ます。

  2. 02

    背中の輪郭

    上背部が丸く、腰部の反りが小さく見えます。ただし衣服の厚み、呼吸、カメラの高さでも輪郭は変化します。

  3. 03

    骨盤の上下を同時に見る

    骨盤そのものの角度ではなく、胸郭と大腿部がどこに位置するように見えるかを観察します。見えた形と、その原因は別です。

  4. 04

    最後に足元へ戻る

    踵とつま先、靴底、地面の傾きを確認します。足元の条件を外したまま、上半身だけを評価しないためです。

写真だけでは分からないこと

見えた形と、理由を分ける。

  • 骨盤が実際に何度傾いているか
  • 筋肉が硬い、弱い、短いといった状態
  • 腰痛や肩こりとの因果関係
  • 本人にとって修正が必要な姿勢か

撮影角度、レンズ、衣服、呼吸、その瞬間の動きでも輪郭は変わります。これらは未確認のまま、原因として割り当てません。

60秒セルフ観察

一枚で決めず、時間で見る。

  1. 1平らで安全な場所で、全身が入る側面動画を10秒ほど撮る
  2. 2胸を張るなどの姿勢を作らず、普段どおりに立つ
  3. 3最初・中央・最後の3場面を比較する
  4. 4腰だけでなく、胸郭・股関節・膝・足元を見る

姿勢を採点するチェックではありません。固定して見える関係と、自然に変化する関係を分けるための観察です。

参照元 · 2026年7月20日確認

この記事の参照元

このサイトの記事は、ミトン先生の体験と研究所の考えを記録したものです。方針の全文はサイトの方針をご覧ください。