始まりは、幼い日の記憶と長年の違和感
幼少期、公園のうんていの上を歩いていて、そこから落ちた という記憶があります。高さは約1.7メートルほどで、首側・頭側で 落ちたというのも子どもの頃の記憶です。それが今の身体と 関係しているのかは分かりません。ただ、 「自分の身体はどこかねじれている」という感覚の出発点として、 この記憶は私の中にずっと残っています。

もう一つ、幼い頃はちゃぶ台で食事をするとき、正座をさせられていました。 長く同じ姿勢を取っていたことが、膝のねじれの感覚に関係したのではないか―― これも、私がいま持っている仮説の一つです。正座と現在の膝の状態との因果関係は 確認できていません。

顎についても、小学生の頃から少し上がり気味だったという感覚があります。 最近は、自分の感覚では身体の歪みが整ってきたことで、以前より顎を引けるようになりました。 今振り返ると、骨盤、背中、肩甲骨、首、そして首と頭蓋骨の接続部まで連なるねじれが 関係していたのではないか、と考えています。これは私自身の経過から生まれた研究仮説で、 原因を計測・診断で特定したものではありません。
外から見て分かるほどではありません。それでも自分の感覚では、 背骨と肩が45度ぐらいずれているような感じが長年ありました。 計測した数値ではなく、あくまで内側からの感覚です。しかしこの感覚は、 鏡の前に立つたびに静かに存在を主張し続けました。
30代半ば、不調と向き合い始める
30代半ば頃から、不調をより強く感じるようになりました。 骨盤が後ろへ傾いていく感覚。背中と首が前へ出ていく感覚。 放っておける段階ではないと思い、動き始めました。
まず整体です。週1回ほどのペースで複数回通った時期がありますが、 私が期待した変化は十分に感じられませんでした。施術内容を客観的に 評価したわけではないので、整体一般を否定するつもりはありません。 「受けるだけでは、私の場合は変わらなかった」というのが正直な実感です。
次に筋力トレーニング。Anytimeなどのジムに通い、筋力と見栄えは 確かによくなったと感じました。それでも、硬さや左右差、不調そのものには 十分な変化を感じませんでした。これも筋トレを否定する話ではありません。 「筋肉を強くすること」と「ねじれの感覚が変わること」は、 私の中では別の問題だったのです。
ダンスが教えてくれた「分けて動かす」という視点
転機はダンスでした。継続するうちに、首・胸・肩などを分けて動かす アイソレーションに取り組むようになりました。最初は格好よく見せるための 技術だと思っていました。ところが実際にやってみると、狙った部位だけを 分けて動かすには、可動域と身体内部のコントロールが必要だと気づいたのです。
鏡を見ながら、動きの範囲と左右差を観察しました。ただ踊るだけでは 変化しにくい、というのが私の実感です。YouTubeでダンスや整体の解説も 数多く見ました。dancezonekoさんの動画などが参考例ですが、科学的な 妥当性を確認したわけではありません。強い力を試したこともあります。 ただ、その安全性も必要性も未確認なので、これは誰にも勧めません。
姿見2台の前で見えてきたこと
観察を本格化させるため、約2メートル級と記憶している大きな姿見を購入し、 自宅に2台置きました。複数の方向から、繰り返し自分の身体を映す。 そうして気づいた左右差は、たとえばこんなものです。
- 胸郭は左へは回しやすいのに、右へは回しにくい
- 片側の肩が引っかかる
- 腰・骨盤の片側が高い
- 歩くとき、左右の脚・膝・足への荷重が違う
角度も荷重量も原因も、まだ確認できていません。それでも、これらの感覚は 一つの方向を指しているように思えました。問題は一部の筋肉だけではなく、 頭部・胸郭・肩甲帯・背骨・骨盤・膝・足元の「相対的な方向と連動」を 見る必要があるのではないか――。
幼少期の落下の記憶 → 長年のねじれ感 → 30代半ばの不調 → 整体 → 筋トレ → ダンスとアイソレーション → 姿見2台での観察 → 「全身の連動を見る」という問い
現在の研究仮説――分離運動と、ねじり返す操作
いま私が立てている仮説は二つです。一つは、骨や関節を一つずつ 自由にするような「分離運動」。もう一つは、身体内部を制御して 反対方向へ導く「ねじり返す操作」。
強調しておきたいのは、これが確立した治療法ではないということです。 再現性も、安全性も、機序も、これから検証していく探索段階の仮説です。 骨を本来の位置に戻せるとは言いません。誰にでも効くとも言いません。 私に言えるのは、「私自身の長い観察から、この問いが生まれた」 ということだけです。
結び
研究所という名前を掲げたのは、答えを持っているからではなく、 問いを検証したいからです。長い観察と試行錯誤から生まれたこの仮説を、 写真・動作・既存研究と突き合わせながら、一つずつ確かめていきます。 その過程を、これからここで公開していきます。
出典と位置づけ
- 本文の事実関係は、ミトン先生本人が本タスク内で語った経験に基づきます。
- 参考にした動画チャンネル:dancezoneko(YouTube)
- 本文は個人の経験と、そこから生まれた研究仮説の記録です。 医学的な因果関係や一般的な効果を示す資料ではありません。
このサイトの記事は、ミトン先生の体験と研究所の考えを記録したものです。方針の全文はサイトの方針をご覧ください。
